top of page

3/11イベント開催 脚註で『ガザ』の凹凸、色彩、匂いを刻む



[イベントお知らせ]



昨年10月から構想していたイベント、予約スタートしました。



ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』をすでに読んだ方も、まだ読んでない方も、よろしくお願いします。



・・・


FOOTNOTES of FOOTNOTES IN GAZA


ーー脚註で『ガザ』の凹凸、色彩、匂いを刻むーー



小田切拓×早尾貴紀


高円寺Pundit


2025年3月11日(火)

19:30-21:30(19:00open)



配信・会場ともに

チケット1500円(会場ドリンク代別)

書籍付きチケット3600円




車列が何百メートルも続く検問所、ラファハ、更地にされたエジプトとの国境線、難民キャンプの穴だらけの白壁、暗闇にシャカシャカと響く戦車の走行音。レイチェル・コリー……。



ジョー・サッコは、20年前にガザ南部のハーンユーニスとラファハに滞在し、丹念な聞き取り調査を行った。そして、さらに半世紀前にイスラエル軍が同地で行った大量殺戮の暗部を、作品にして世に出した。それが、コミック・ジャーナリズムの傑作『ガザ 欄外の声を求めて FOOTNOTES IN GAZA』だ。



サッコはなぜタイトルを「footnotes(脚註)」としたのか。彼にとって、ガザとは何だったのか?



サッコと同時期にガザ地区にいたジャーナリストの小田切拓と早尾貴紀が、当時の写真や地図を広げ、サッコの足取りを追い、脚註を付ける。同書を、飛びだす絵本のような、さらに躍動する一冊にしてみたい。



・ゲスト


早尾貴紀

1973年生まれ、東京経済大学教員。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。著書に『パレスチナ/イスラエル論』、『ユダヤとイスラエルのあいだ』など、訳書に『ガザ 欄外の声を求めて』ジョー・サッコ、『パレスチナの民族浄化』イラン・パペ(田浪亜央江との共訳)、『ホロコーストからガザへ』『なぜガザなのか』サラ・ロイ(岡真理、小田切拓との共訳)などがある。



小田切拓

1968年生まれ。ジャーナリスト。イスラエル/パレスチナを専門に取材し、渡航回数は現在までで70回あまりに及ぶ。取材歴は20年を超え、「ガザ地区」、「隔離壁」、「オスロ合意」や「経済援助による占領加担」についての構造的分析で知られる。訳書に『ホロコーストからガザへ』『なぜガザなのか』サラ・ロイ(岡真理、早尾貴紀との共訳)など。

bottom of page